工房壱では１号帆布のバッグや小物等の製作再開します。
岡山県は倉敷にある帆布専門工場の１号帆布を使用。
帆布の中でも１番密度が高い帆布で、密度が高く1.45ｍｍも厚みがあり非常にモノづくりにはむいていない生地です。
成型、縫製が非常に難しく、染色も難しい生地のため生成りのみ。
世界で綿１号帆布を成織できるのは倉敷帆布の「タケヤリ」さんだけで、しかも１日に織れるのは５０ｍ程度という条件が良いものではありません。
通常鞄などに多く使われているのは８号帆布で、帆布トートバッグでも有名な某アウトドアブランドの厚手といわれるものでおおよそ４号帆布です。
勿論、８号帆布で十分丈夫な生地です。４号帆布なんてしっかりしすぎなくらい十分な生地ですが、実はまだ３号、２号、１号と丈夫な生地はあります。
ざっくりですが号数の違いで厚み、重さは下記のように変わります。
８号で厚み0.80mm 重さ484g/㎡
４号で厚み1.31mm 重さ787g/㎡
１号で厚み1.45ｍｍ 重さ1014g/㎡
密度が詰まってればいい、厚ければ良いなんて事は全くありませんし現に他に１号帆布でモノづくりをしている人は皆無に等しく、需要は無いのでしょう。
生地の価格も１号帆布は４号帆布の約３倍、８号帆布の約６倍程度と非常に高価な生地と商売的には一見良いところが無いようにもみえますが、
敢えて１号帆布でバッグや小物を少しづつですが製作していこうと思います。
１号帆布でしか表現出来ない事、工房壱でしか表現できない帆布製品をつくります。
とりあえず下準備は整い、サンプル製作中。
タケヤリさんの協力のもと１号帆布の製作過程や説明等も写真付きで近くに公開します。
まずは生地の販売ページを製作しました。
とても高価な生地でネット販売で１ｍから切り売りしているのは現在、工房壱のみとなります。
工房壱
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